Return to site

緑内障の点眼と間質性肺炎

60代男性が目の充血を主訴に初診、眼底所見より緑内障を疑い諸検査を行ったところ視野異常あり緑内障と診断。

間質性肺炎で治療中のため、抗緑内障点眼薬合剤(ミケルナ)を使えないことがわかりました。

 

Timolol-induced interstitial lung disease

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4501462/

Respir Med Case Rep. 2015; 15: 30–32.

 

(上記論文より)76歳女性、抗緑内障薬(チモロール)点眼~緑内障手術後、咳・呼吸困難と低酸素症となった。

CT検査の結果 間質性肺炎(肺を構成する小さな袋“肺胞”の炎症)と診断され、チモロール中止およびステロイド治療により回復した。

 

とても珍しいケースです。

 

緑内障に対する点眼薬は局所(目)および全身にそれぞれの副作用があるため、ご説明を行ったうえ慎重に使用します。

点眼薬を開始する場合、初めは早めの再診をお願いしています。

 

私が研修医になった頃と比較して、緑内障に対する点眼薬は選択肢もかなり多くなり効果的となりました。副作用も減り、特に角膜(くろめ)の障害が少なくなった印象があります。

一生のあいだに自覚症状(視野狭窄・視力低下等)が出ないことを目標として、加療・経過観察をします。

 

どうぞよろしくお願い致します。

All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OKSubscriptions powered by Strikingly