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お茶と緑内障の関係

緑内障の診療では、点眼・レーザー・手術によって眼圧を下げることが標準治療(大規模な科学的根拠に裏付けられた治療)です。

緑内障

眼圧以外にも、緑内障に関わる因子は、

血管の調節・酸化ストレス・自己免疫などがあります1-3

血管の調節 → “冷え性”と緑内障:フラマー症候群について

日常診療では、

・緑内障で気を付けることはありますか?

・何か良いたべものはありますか?

など、聞かれることも多いです。

標準治療に基づいた説明を行っています。

医療者にとって、complementary and alternative medicine (CAM)(補完・代替医療)

の知識も、看過できないものではあります4

お茶と緑内障の関連

お茶の主要な成分のうち、

ポリフェノール、カフェイン、ミネラルなどが栄養価が高いものとして知られています5。 

ポリフェノールのうち重要な”フラビノイド”は、緑内障に関与するといわれています6,7

これは、眼圧とは別の関与です。

フラビノイドは網膜神経節細胞の 酸化ストレスを減らし8 、 血流を改善する9との記載があります。

前者は試験管内(in vitro)での研究、後者は19名の健康な男性での研究です。

2017年に、1678人を対象とした臨床研究の結果が発表されました10

・コーヒー・アイスティー・ソフトドリンクを飲むことと、緑内障の発症率には有意差がなかった。

・1杯の温かいお茶を毎日飲むひとは、緑内障の発症率(オッズ比)が74%減少した。

・カフェイン無しのお茶と、緑内障の発症率には有意差がなかった。

いずれもまだ科学的証拠が十分なわけではありません。

「緑内障をなるべく発症しないため(予防)に、カフェインの入った温かいお茶を飲むことは良さそうです」とは言えるようです。

たける眼科

www.takeru-eye.com

「高取商店街」

福岡市地下鉄 西新駅/藤崎駅

(追記)

八女茶をどうぞ🍵

ようこそ茶のくにへ - 八女観光

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(参考)

1. Ernest, P.J., Schouten, J.S., Beckers, H.J., Hendrikse, F., Prins, M.H., Webers, C.A., 2013. An evidence-based review of prognostic factors for glaucomatous visual field progression. Ophthalmology 120, 512–519. https://doi.org/10.1016/j.ophtha.2012.09.005

2. Almasieh, M., Wilson, A.M., Morquette, B., Cueva Vargas, J.L., Di Polo, A., 2012. The molecular basis of retinal ganglion cell death in glaucoma. Prog Retin Eye Res 31, 152–181. https://doi.org/10.1016/j.preteyeres.2011.11.002

3. Geyer, O., Levo, Y., 2020. Glaucoma is an autoimmune disease. Autoimmunity Reviews 19, 102535. https://doi.org/10.1016/j.autrev.2020.102535

4. Wan, M.J., Daniel, S., Kassam, F., Mutti, G., Butty, Z., Kasner, O., Trope, G.E., Buys, Y.M., 2012. Survey of Complementary and Alternative Medicine Use in Glaucoma Patients. Journal of Glaucoma 21, 79–82. https://doi.org/10.1097/IJG.0b013e3182027c0c

5. Wierzejska, R., 2014. Tea and health--a review of the current state of knowledge. Przegl Epidemiol 68, 501–506, 595–599.

6. Patel, S., Mathan, J.J., Vaghefi, E., Braakhuis, A.J., 2015. The effect of flavonoids on visual function in patients with glaucoma or ocular hypertension: a systematic review and meta-analysis. Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 253, 1841–1850. https://doi.org/10.1007/s00417-015-3168-y

7. Milea, D., Aung, T., 2015. Flavonoids and glaucoma: revisiting therapies from the past. Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 253, 1839–1840. https://doi.org/10.1007/s00417-015-3167-z

8. Maher, P., Hanneken, A., 2008. Flavonoids protect retinal ganglion cells from ischemia in vitro. Exp. Eye Res. 86, 366–374. https://doi.org/10.1016/j.exer.2007.11.009

9. Grassi, D., Mulder, T.P., Draijer, R., Desideri, G., Molhuizen, H.O., Ferri, C., 2009. Black tea consumption dose-dependently improves flow-mediated dilation in healthy males. J. Hypertens. 27, 774–781. https://doi.org/10.1097/HJH.0b013e328326066c

10. Wu, C.M., Wu, A.M., Tseng, V.L., Yu, F., Coleman, A.L., 2018. Frequency of a diagnosis of glaucoma in individuals who consume coffee, tea and/or soft drinks. Br J Ophthalmol 102, 1127–1133. https://doi.org/10.1136/bjophthalmol-2017-310924

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